『君の名は。』見てきました。
上映が始まってから約1週間。やっと見に行くことが出来ました。
ネタバレを含むので。
きちんとエンドに到達したと言うのが今までの作品とは大きく違うかなと感じました。
今までの作品だとその終わりはハッピーエンドなのかバッドエンドなのか見る側によって色々と考えられるような作りになっていたように思います。
ところが今回はきちんと『ハッピーエンド』*1として終わっています。
「ほしのこえ」だと二人は結局会えなかった、のかもしれない。
「雲の向こう、約束の場所」では、塔の崩れたあとの世界で二人がどうなったのかは語られず。
「秒速5センチメートル」では、振り返ることなく彼は歩んでいった。
「言の葉の庭」では、二人は別々のところで生きてゆく。
そんな感じでなんというかその先の物語というのは何となく曖昧な感じでした。
それが今回はちゃんと二人が出会って終わっています。ただし、その先どうなっていくかはまた別のお話なのでしょうけれども。
最後の階段で振り返ろうとするシーン、あのまますれ違って終わりなのかなとひやひやしましたがそうならなかった。コレは変化ですよ。新海監督なんかあったのかな…。
過去の作品からしたらあそこで振り返らずそのまま通り過ぎて終わるはずだったのに。
名前は覚えていたけど伝えなくてはならない言葉を忘れてしまった雲の向こう、約束の場所。
名前は忘れてしまったけれども伝えたい気持ちは覚えていた、君の名は。
振り返らず前へ進むことを選んだ秒速5センチメートル。
振り返って見ることを選んだ君の名は。
過去作品のエンディングとは違うのがここのポイントかなと。
物語については把握したので、細かいネタを探すためにもう一回みたいなと思います。
*1:最後に二人が出会って終わったという点ではハッピーエンドだったと思います。その後の物語は不明ですけれども